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コラム

郊外団地で新しい暮らしを始める~地域の暮らしを楽しむ住まいのアイデア~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島市街地から少し離れると、山裾に沿って団地と呼ばれる郊外住宅地が連なっています。郊外型の団地は都心にも比較的近く、通勤などのアクセスも便利。山にも近いため自然の恵みや四季の移ろいを感じられるのが特徴です。住宅地の区画も市街地に比べると余裕がある場合が多く、庭をつくってガーデニングやバーベキューなどアウトドアの生活を楽しむことが可能です。また郊外型の団地はコスト面からも子育て世代に人気で、同世代の人々が集まり、コミュニティーも活発です。

郊外の団地で家を建てる場合、気をつけるべき点は敷地の向きです。道路のある方角、高低差などによって日当たりや通風などが決まってくるためです。次に規模ですが、夫婦2人だけなら30~35坪が目安。また郊外の団地は車が必需品になることが多く、敷地内の駐車場は何台分が必要なのかも考えなくてはなりません。

東広島市などの郊外宅地は広島市内と違って平野部が多く残り、土地も広く、建物の隣棟間隔も大きいのが特徴。JRの駅も新設されて広島市内へのアクセスが向上したため人気が出ています。

また広島市は1970年代後半の高度経済成長期あたりから、周囲の山を造成して宅地開発をしてきました。そのため当時できた古い団地は、現在老年化が進み、人口が減りつつあるという問題も出ています。そこで若い世代の家族が古い団地の中古住宅をリフォームしたり、建て替えたりして団地の世代交代が始まっているところも出ています。それによって地域が再び活性化する…。それはこれからの広島にとって、とても大切なことではないでしょうか。

 

 

 

 

住宅地が密集している分、学校やスーパーもあり暮らしやすい。地域のつながりも感じられる